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忘れたいような忘れたくないようなただのひとりごと
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(設定上で)知ってる女の子が、婚約者の男に婚約破棄され、
しかもその理由がほかの女に色仕掛けをかけられて、、云々という事情をきいて

泣いて叫んで壁を叩いて怒りまくる夢を見た

起きたら泣いてた。

最近たしかに色々ため込んでる自覚はあったけど、
想定以上に相当溜まってるんだね。
こんな言い方も変だけど、
ごめんね、あたし。
あともうちょっとがんばるだけだから。まってね。がんばるからね。
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小さい頃から、よく知らない人に一礼をされた。正確にいえば、よく知らない動物たちにかもしれない。
よく見る動物は兎だ。それらは人である。しかし一瞬だけ”みえる”のだ、尻尾や耳が。




「ただの、、、そう、ただの。いつか見た夢」
「信じてください。わたしにはあなただけ」
 まるで童話の王子様のように、彼の瞳は甘く、握った手は優しく、その願いを訴えていた。
「もちろん、もちろんよ。待ってるわ」
 シエラはうっとりと快諾した。彼は、私のものだもの。
「信じてる。愛してるわ、レイ」
 その言葉にうなずき、彼は行ってくる、そういって旅立っていった。

 隣町から噂が聞こえたのは、そんなに日がたたないよく晴れた美しい日のことだった。
「聞いた?シエラ」
 シエラが近くを通りがかったら、待ってましたとノノが反応を伺いながらそういった。
「なにを?」
 なんだか嫌な予感というのは、勘違いであってほしいと願いながらも、はずれるきがしない。
「結婚したんですって、レイ。知ってた?」
 ノノは意地悪く囁く。
「ええ知ってたわ。お家のためです。期間限定のね」
「へえ、・・・・期間限定、のね」
 

ギルシアの日課はシエラにしぼりたての牛乳を持って行くことだった。ただしくは、シエラの家に。彼の家は貧しく、シエラの家は豊かで。彼が牛乳配達に行くようないえはどこも裕福な家庭だったが、かれを馬鹿にしないのは、そういう態度をにおわせないのは彼女だけだった。
 そして幸運なことに、シエラはとても彼に信をおいてくれた。
 彼のさらに幸運なことは、言葉はとても使い道があることを知っていた。

 ギルシアはすこしだけ日がたった雨の日に、シエラに呼ばれた。レインコートを片付ける前に、しとしとになったギルシアの側によってきて、そしてレイの町まで最近行ってくれた?とおそるおそる尋ねてきた。「ええ行きました」「そう、、、ねえ、それで、レイは?見た?」

「はい。二人とも、幸せそうでしたよ」
「そんなまさか。だって彼は、ただのフリだと。彼女のことなどただの道具以下だと!手紙ではそう書いてあったのよ」
「なぜそんなに人の言葉だけを信用できるのです?」
 シエラは理解らなかった。
 たしかに、彼は愛してるとは返してくれなかった。やっぱり、本当に?まさか・・・嘘よね。

 ギルシアは微笑んでシエラにそう諭した。誰の言葉を彼女が信用するか?そんなの決まってる。


Link by RainDrop & Frank sozai
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