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忘れたいような忘れたくないようなただのひとりごと
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『星、好きなの?』
 わたしはたぶん、あなたに言われたその日から、星がすきになったんだと思う。



「な、一緒にみよ?」
 内緒話みたいに少し小声で。これこれ、というように『プラネタリウム遠足について』のプリントを指す。
「う、うん。いいけど?」
 彼は最初からYESと受け取ることを知っていたかのように、笑った。
「だよな!」
「話はそれだけ?それじゃあね」
 ちづはさっさときびすを返し教室から出た。俯いた顔から湯気が出そうだった。
「あれちづじゃん。どしたの」
「ううんなんでもない!なんでもないの」
 うれしくて
 うれしくて
 しかたなかった。
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