忍者ブログ
忘れたいような忘れたくないようなただのひとりごと
[367]  [366]  [365]  [364]  [363]  [362]  [361]  [360]  [359]  [358]  [357
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

「また脱走ですの?まあなんて芸の無い。そもそも政府も何をしてるの」
 彼女はゆったりとしたソファに座りながら、画面に身を乗り出しながらぐちぐちと呟いた。
「ああいう人種がこっちに出てきて何かしだすなんて、目に見えてるじゃない」
 無意識に爪をかむ。
「お嬢様、お気をお立てにならずに、お飲み物をご用意いたしました」
「ありがとうアルカナ。でも気が立ってしょうがないのよ」
「暖かいものをのべば気が安らぎますよ」
 そういうと、ティーカップを主の傍らのテーブルにしなやかな動作で置き、
自然な身のこなしで後ろに下がった。
「・・・・いい匂い」
「はい。キャラメルでございます」
「…素敵。ありがとう」
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


Link by RainDrop & Frank sozai
忍者ブログ [PR]