Link by RainDrop & Frank sozai
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忘れたいような忘れたくないようなただのひとりごと
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階段を下りた先に彼がいる。彼女の姿を見つけると深くお辞儀をしてから、白い手袋に包まれた細い手を差し出した。
「お手を」
いつもと同じように、彼女は手を軽く後ろに下げる。
「いらないわ」
動じもせずに、軽やかに上体を戻すと、彼は何事もなかったかのように平然と後ろについてくる。
彼女は顔を顰めた。
「嫌味な人…」
もうずっとずっと彼のすることが気に食わない。彼も気づいているはずだった。
アルトはずっと一緒にいる。監視するように庇護するように、忠実な従者のように。命令すれば従うし、助言を求めれば適切に答えをくれる。しかし、どんなに命令を下そうとも、悲願しようとも、傍を離れようとはしない。
彼は待っているのだ。彼女に罰が下り、罪が暴かれるそのときを。
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「あなたはとんだ大馬鹿者です。、、、もうすべて終わりなのですから言わせてもらいますよ……私はただあなたの傍にいたかったのです」
「そんな、、、わかるわけないじゃない」
「昔から、よくいわれます」
そういって苦笑いを浮かべると、まるで自然に手を差し出した。
「どうか、お手を」
手をとってもとらなくても、彼女の望むところへはつながらないことがわかってしまって、彼女はその手をただ見つめることしかできずに、 そのうちかれは少しだけ笑った。 つられて二人で少しだけ笑った。
彼女は歩きだしたけれど、彼がその背についてくることはなかった。
遠巻きに見守っていた大きなおとこたちが彼に向かう様子が背中で感じた。彼の視線はもう自分にはない。
……まったく迷惑な男だったわ。
「お嬢さ、」
ハイネはそういって止めた。
彼は彼の仕事をしっていた。だから何も言わずに前を先導する。おもむろに胸ポケットに手を伸ばすと、
そしてそっとハンカチを差し出した。
なんか文章が書きたかっただけ。*****の部分が埋まるひは来なそ。
何が書きたいんだか。しいていうならDEVOTIONという英語がつかいたかった笑
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