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忘れたいような忘れたくないようなただのひとりごと
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 ひらり、ひらりと花が舞う。横たわった体は、現をたゆたっていた。まどろむ景色は、桃色に染まっている。
意識が落ちる刹那、薄い視界のその奥で、いつかの少年をみていた。

微かに開いた唇は、やっとで音を紡いだ。「許す」、と。意識は暗転する。

【さくらさくら】

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